「夜のガスパール」解説公開しましたの巻

音楽図鑑CLASSICに「夜のガスパール」を掲載しました。普段は書きたいことを箇条書きにしてから始めるのですが、今回はだらだらと書きはじめてしまい、収集が付かなくて困りました。あるときNHKの日曜美術館を見ていたら、「幻想や幻覚を客観視して描いたシュルレアリスムの画」という説明が出てきて、これだ!と気づいたのでした。そっちの方向に整理することで、詩と曲の世界をうまく説明ができたと思います。日本でも「シュールだ」という言葉をよく聞きますが、私を含め本当にシュルレアリスム文学や絵画を知ってるのか怪しいですね。日本における1980年代中盤のシュルレアリスムの流行は私も知っています。ラヴェルやサティがブームになった頃ですね。
本当は先週末に公開する予定だったのですが、自分の使っているHTMLエディタが古すぎてフランス語の表示ができなかったり、音声や動画リンクがうまくいかなかったり、などなど技術的な問題が出てその解決に時間を取られました。同じ月に解説を二つも公開するのはありえないと、自分でも呆れています。「ミラージュ、または鏡」が思いのほかうまくいったので、気をよくして頑張ってしまいました。