まだ1話も見てませんけど、特典だけはガッツリ読みましたよ(汗)。解説本が2種類ついてます。定価5万円超なのに、特典はこれだけ。
- 当時の記録集からの再録本。(初回限定)
モノクロ印刷なのが残念。ただ、打ち切り後の4話分(=発動篇)の絵コンテが載っていたので、それで許してしまいます。あとは当時のインタビューなどが再録されていますが、全部読んだことがあるし、怖いくらいに内容を覚えていました。←これでこそアニヲタというもの。当時、自分の住んでいたところではイデオンは放映されておらず、アニメ誌や富野御大の小説(出来がよかった)、それと記録全集でしか情報が得られず、とても悔しかったことを覚えています。 - いわゆる解説本
今回の白眉はコレ1点。
現時点でのスタッフ(+庵野秀明ほか。笑)のインタビューを収録。ヱヴァ新劇場版や、ヤマト2199の影響かわかりませんが、富野さんはリメイク意欲満々ですよ。湖川さんもリメイクに対しては、まんざらでもない様子。そして庵野秀明が本作品を瑕疵(いろいろあるんです)まで含めて大絶賛。庵野さんがこんなに絶賛する作品は、ほかにはヤマト第一作と、ナウシカ(漫画版)と、ウルトラマン、デビルマンetcくらいだと思います。庵野さんが「BGMも素晴らしい。特にピアノが良かった」と、羽田健太郎先生のピアノを絶賛していたのがうれしいです。
この解説本インタビューで驚いたのは、富野さんはもちろん、スタッフや声優陣を含め例外なく全員、「発動篇はほんとうにすごかった。素晴らしかった」「あれは自分たちがやった最高の仕事」「アニメ史に残る偉大な傑作」と絶賛&自画自賛していることです。しかし、その発動篇のブルーレイはこのBOXには入っていないという事実。
実際のところ、このBOXを買うような人は当然、接触篇&発動篇のブルーレイは所持しているものと思われますので、特に問題はないでしょう。
イデオンに関しては、以前にもいくつかエントリーを書いているので、気になる人は読んでみてください。
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- 昔のフィルム撮影セルアニメをブルーレイ化する意義について語るの巻(イデオン発動篇の作画や撮影技術の件)
去年これが2chやツイッターで晒されて、ものすごい閲覧数になってビビりました。 - イデオンサントラにおける羽田健太郎の無双っぷりの巻
- イデオンのブルーレイが出ましたの巻(映画版の接触篇&発動篇ブルーレイの件)
- すぎやまこういち最高傑作の巻(イデオンのBGMの件)
- 3月のBSアニメ夜話にハルル・アジバの中の人が出演の巻
- キズをなめあう道化芝居の巻(イデオン映画版DVD再発売の件)
- 昔のフィルム撮影セルアニメをブルーレイ化する意義について語るの巻(イデオン発動篇の作画や撮影技術の件)