ネタバレ:ヤマト2199第七章のあの曲の巻

4回目を見てきたので、修正。ヤマト2199における宮川彬良先生の最高傑作です。断言(笑)。

※このあとさらに起伏の大きな旋律が続きますが、大人の事情で省略。
※1段目、ソーラドーーーじゃなくてソーファソーラドー?バージョンによって微妙に違うかも。

<この曲が登場する場面>

    • 23話:オーケストラバージョン。フルサイズで使用されます。第二バレラス崩壊〜宇宙空間で古代とユキが再会する場面で流れます。ここ、泣く人が多いですよねw最後でイスカンダルが画面いっぱいに映るのと同時に、イスカンダルのテーマが引用されて、長調で大団円風に終わるので、この場面のために作られた曲ではないかと思います。第七章は音楽が非常に充実しているんですが、23話はガミラス突入〜波動砲〜救出に至る流れが音楽からもしっかりサポートされていて、とても感動的です。監督が自信を持つのもわかりますね。
    • 24話(1)*1:フルート+エレピ。ユリーシャと森雪のお花畑の場面。ほかの人たちはコスモ海水浴で浮かれてるのに、この二人の水着姿はナシ。なんという悲劇。
    • 24話(2):ピアノソロからの弦楽挿入バージョン。これもフルサイズで使用されます。スターシャと沖田の会談場面で流れました。会談の内容が非常に重く、音楽もドラマティックなピアノソロで演奏され、悲しみの余韻を残すような雰囲気で終わります。このバージョンを弾いてUPするつもりです。
      • この後がお墓参りと遺言の映像です。この場面も、泣いちゃいますよねえ。新見さんと真田さんがかわいそうすぎる。ヤマト2199のイスカンダルは、目的地に到着した達成感よりも、悲しみの方がクローズアップされるエピソードになりました。これは予想外でした。音楽もこの内容を反映して、「美しい大海を渡る」以外は、真っ赤なスカーフのバリエーションなど、マイナー調の曲が中心でした。
    • 26話(最終話):24話(1)と同じバージョン。この曲は25話では使われませんでしたが、最終話の古代&ユキのもっとも印象的な場面で、満を持しての登場です。最終話で流れる曲は半分くらいが「真っ赤なスカーフ」なので、そこに挿入されるこの新曲は、ひときわ効果的です。わかっているのに、何度見ても泣いてしまうので、音楽の内容をよく覚えていませんw
      この曲に入る直前の守兄のセリフと、そのバックに流れる弦楽器で演奏されるコレ↓+「大いなる愛」でブワワっときます。

第七章のために3バージョンも作られたことがわかります。
さてこの曲は、いったい何なのか。
つらつらと考えていたんですが、まず、さらばヤマトの「想人」と旋律をつなげることができます。ということは、「想人」のオマージュなのでしょうか。しかし一方で、9度の音から始める展開とコード進行が、第一作の交響組曲終曲の「スターシャ」と似ています。どっちなんだろう?アレンジは彬良先生らしい雰囲気がするし、いずれにしても、宮川泰先生の魂を受けついだ名曲だと思います。

※実はきょう、宮川先生をお見かけしました。感激です!

*1:すっかり忘れていたので追加w