イサミがよくわからないの巻

ブレイバーン考察です。

ここまで主人公のイサミ・アオ(漢字では碧勇と書く)の背景説明がまるでないのでこの先の行動がなかなか読めません。最終話がイサミのモノローグで始まればいいなと思っていますが、果たしてどうなるのでしょうか。

10話までの流れを総括すると、スミス&ブレイバーンがやたらと勇気だと言っていたのは「それがお前の名前だろ。俺はヒーローになれなかったんだからお前がしっかりしてくれないと地球が困る」という、身勝手ではあるけれども軍人としては真っ当な理由付けもあるように見えました。

それを11話の前半で完全にひっくり返してきました。

地球の危機よりお互い一緒にいるほうが大事というメンタリティはセカイ系のそれです。そんな状態では世界を救えません。ということで、憤怒のイーラ様に斬って捨てられました。これは作劇としては順当です。11話の展開は驚きましたが、整合性は取れていると感じます(それを最終話の1つ前でやるか?という話は別にして)

話をイサミに戻します。

イサミは第1話の前半では有能なTSパイロットとして描かれます。ところが実戦になると小心者ぶりが前面に出てしまいます。ブレイバーンのパイロットになってからはブレイバーンに振り回されながらも依存を高めていきます。スミスへの依存はいうまでもなく。その理由は「大切な人を失いたくないから」です。

ここで、
1.イサミが極度に喪失を恐れる背景は何なのか
2.スミスに続いてブレイバーンまで失ったイサミに残っているものは何なのか
という疑問が出てきます。

1番目について触れずにいても大きな問題はないと思いますが、2番目をどうするかに興味津々でいます。「そうだ、俺にはまだ勇気が残っている!」とか言い出しそうで怖いですw

なお11話のトンチキ展開のおかげで伏線の多くが回収されずに残ってます。
まずスペルビアの操縦席に付いている触ってはいけなさそうなレバーは絶対使われると思うし、ATFも追いついてきそうな気がします。この番組は当初の予告でTSを推しまくっていました。第1話でブレイバーンが登場する前の展開もめちゃくちゃ胸熱ですし、ラストバトルにはぜひTSが絡んでほしいと思います。

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↑このPVの中で「おれたちをつなぐ愛が、軌跡が、本当の勇気を呼び起こす」と言ってるので、そういう展開になることも期待します。この愛ってのは、クーヌスがスミスに指摘した秘めた言えぬ思い」だろうなあと思います。