きょうのフォトムジークの巻

音色づくりのつづき。

    • 冒頭から左右に振りわけて鳴ってる16分のシーケンス音
      • ものすごく似せなくても、十分にソレっぽくなるので、SC-88でやったときは適当に済ませていたw
      • 今回はきちんとシミュレートがコンセプトなので、きっちり似せる。そのために、分析する。
      • デチューンした矩形波+ショワッとしたニュアンス → ノイズ成分+フランジャーと判断。
      • 成功。
      • SC-88ではどんな音色を使ったのか覚えてないけど、パンフルートを使ったら、たぶんもっと似ていたはず。反省。
      • 当時、自分は矩形波系の音色が好きでなく、選択肢に入らなかった模様。
    • 冒頭でコキコーのあとに「チュチュン!」って鳴るレゾナンスの上がったシンセパーカッション
      • ローランドの音源だと、ドラムセットの中に入っているので、SC-88でやったときはそれを利用。SC-55mkIIではどうしてもこの音が出せなかった*1。もしかしたら、ドラムセットに入っていたのかな(確認しろよ)。
        • 実はドラムセットに入っていることに気づかなくて、他の人が作ったMIDIデータでこの音が鳴っていた驚愕して、データを解析して見つけた次第。なぜ気が付かなかったというと、61鍵のキーボードでは弾けない範囲(D#1)にアサインされていたから。当時はDX-7IIをマスターキーボードで使ってました。ちなみに、INTEGRA-7でもアサインは同じです。互換性w
      • 厳密には、チューニングとディケイの長さが違うので、今回はSNシンセで作る。
      • ノイズをフィルタ(例によってLPF4/-24dB)に通して、レゾナンスを上げ、フィルターエンベロープをかけるとチュンチュンいいだすw
      • 成功したかと思いきや、シーケンスで走らせると発音のたびにニュアンスが微妙に変わってしまうwアナログシンセかよww
      • 処理能力がついてこないのか、謎のアナログ・フィーリング機能が働いているのか不明。
      • 昨日からこれで悩んでるww
    • メロディ音
      • PWM+オクターブ上の矩形波と判断。
      • デチューンさせて、LFOをかなり深くかけて、フランジャーでぐしょぐしょにする。
      • SC-88では、たぶんslow strings(PWMっぽい)をエディットしてオクターブ弾き。そのため矩形波の「ポー」という響きがない。
        • 矩形波系の音を別に用意して重ねる手もあるんだけど、音が厚くなりすぎるということと、16chを使い切っていて余裕なしでした。
      • フィルタで過剰に倍音を削るとフランジの乗りが悪くなるので、少しレゾナンスを上げたりして倍音成分を増やしてあげるのがコツ。
    • メロディの合いの手のHORN
      • PWN。典型的なサウンド。
      • シンプルな音ですが、16分音符のディレイがかかっているので、MFXでつけてあげる。
      • INTEGRA-7はテンポに合わせたディレイができるみたいですが、ディレイ音がテンポにバッチリ合ってると逆に気持ち悪いので、インテンポよりちょっと短くするのがコツ。
    • 2コーラス目に入る前に「ピピピピ、ピピピピ」って鳴ってるサイン波っぽい音
      • これもノイズをフィルタ発振させて作る。
      • Prophet-5(実機)でこの音を作ったことがあるんですが、ものすごく音程が怪しいですw
      • INTEGRA-7だと音程が怪しい感じにならず、ちょっとニュアンスが違うので、なんとかするつもり。DAWで音程変えるのは反則だと思うので。

アナログシンセの音作りはすごく久しぶりなのですが、ちゃんと覚えているものですね。教授がNHKでやってるスコラで、Prophet-5の音作りの秘密を暴露してくれたおかげで、より似せることができていると思います。
INTEGRA-7のSNシンセモードはパラメタが少ないので、ゼロから(波形を選ぶところから)音作りを始めても、それほど時間がかからないのがいいと思いました。もっとも、波形はPWMと矩形波とP5 SAW(←あるのよw)の3種とノイズしか使ってないし、フィルタもLPF4/-24dBモードだけですが。Prophet-5持ってた時も、三角波はポリモジュレーションのモジュレータにしか使わなかったwあとINTEGRA-7はノイズとほかの波形の混ざり具合がよく、アナログシンセでおなじみの「尺八もどき」「パンフルート(みたいな)」という、フェイク生楽器の音色が簡単に作れます。

最新のシンセを使って、大昔のシンセと同じことをやってるってのが、なんともw

*1:実はこれ以外の音は出せました。ただし同時発音数が全然足りない。