https://www.youtube.com/watch?v=umAaxX8UZhA http://www.nicovideo.jp/watch/sm27296293
劇場版「蒼き鋼のアルペジオcadenza」を見てきたので、その勢いで演奏してしまいました(ありがち)。
Silver Skyはもともと弾きたかった曲だったので、後押しされた形です。
さて、映画の感想ですが、DC(音楽用語のダ・カーポ、最初に戻って繰り返し)が、新作パートを含めて今一つ乗れなかったので、全然期待しないで初日初回に見に行きました。ええ、期待なんかしていませんとも。
結論からいうと、ものすごい力作で、良作でした。傑作といってもいい。TV版でよかった演出や展開を、そのままパワーアップしてスクリーンにぶつけてきた感じです。戦闘シーンが4回あるのですが、どれも展開や戦術の個性が際立っていて、戦闘演出へのこだわりが感じられました。潜水艦らしい水中隠密行動の緊張感が良かったです。また非常に大規模な艦隊戦があり、音響の良さもあって迫力満点です。これが見たかった、という人も多いのではないでしょうか。TV版はメンタルモデル萌えでハーレムアニメで気に入らなかったのですが、cadenzaはハーレム(物理)に発展するのですごいです。というか、もう笑っちゃうような展開です。
※良かったところを中心にレビュー。
- キャラ演出
- 霧の生徒会が、単なるイロモノでなかった。もちろん、イロモノとしても面白いんだけど、5人のキャラ立ちが非常に良く、メンタルモデルの個性を感じさせてくれました。登場して30秒でアシガラうぜえ!って思わせる演出力は大したもの。
- タカオ&ヒュウガ、ハルナ&キリシマ(と蒔絵)の2コンビはTV版と同様。タカオは動かしやすいキャラなので登場が多く、にぎやかし&ギャグ要員としてうまく活用していました。
- コンゴウさん、かっこいいです。
- 完結した件
- テーマらしきもの
- 監督さんは「幸せ」だそうですが、それいいのか?(笑)
- 自分は、あなたにとってアドミラリティ・コードとはなんですか?というのがテーマだと思いました。これは、見た人にも投げかけれていると思っていて、そこに感動しました。
- アドミラリティ・コードとは、こういうものである、ということを、人間側と霧側で意見表明します。あるメンタルモデルがチョーかっこいいセリフを決めます。見どころです。震えたw
- 原作アニメのジンクスを打破
- アニメオリジナル展開でも十分すぎるほど面白かったです。
※以下、ネタバレなので要注意。
(まだですよ)
- コンゴウ
- もったいぶって登場。おいしいところをかっさらっていきます。
- 使命は誰かに与えられるものではない!自分で見つけるものだ!(みたいなセリフ)が超かっこいい。痺れる。
- ヤマト
- おねえちゃん切ないなあ。
- すべてを終わらせるために生き返って、また消えちゃうってのが切ない。
- 最後はヤマト完結編のオマージュのようなカットが入ってきて、それがバッチリ合っていたので切なかった。リスペクトですなあ。
- イオナ/ヤマト
- ああそういうことか、という。
- 操舵室のモニタにババババー!と「YAMATO」と表示されて一気に再構成していくのが、アニメーションの素晴らしさを実感させるシークエンスでした。
- 最後のアドミラリティ・コードが、それまでイオナが人間から学んできたことだったというのが感動的。いい終わり方だと思います。
- ムサシ
- 本人気づいてないけど、この子ずっとひとりぼっち。
- 千早翔像が死んだ時に壊れちゃったんだろう。だから、あんな人形を作っちゃったりする。
2分でわかる!アニメ「蒼き鋼のアルペジオ」まとめ
- 千早翔像が指揮した艦隊が、霧に一矢報いたおかげで、メンタルモデルできたよー。だから千早翔像は、お父さんだね!
- ヤマトとムサシは姉妹艦だから、ふたりはおねえちゃんと妹だね!二人で仲良くアドミラリティコードを決めるよ!
- 千早翔像をよく思わない人間勢力がいて、あろうことか部下に殺されちゃったよ!
- ムサシ「お父さん殺すなんて人間ひどい!ゆるせない!」ヤマト「人間にもいろいろな人がいるのよ」ムサシ「おねえちゃん甘すぎ!」
- 壮絶な姉妹喧嘩(つまり艦隊戦)の末、ヤマト轟沈。ヤマトはとおりすがりのイ401にコアを託し、デュアルコア化した新・イ401がロールアウトしたよ!*1
- 結果、デュアルコアになったイ401は潜水艦にあるまじきチート性能になったよ!
- ヤマトの命令(というか願い)のもと、イ401は千早群像に会うべく日本に向かったよ!
- 首尾よく群像をイ401の艦長にしたので、とりあえずゆかいな仲間たちと一緒に震動弾頭をアメリカに届けるよ!(1回しか使われないけどなw)*2
- ムサシがめちゃくちゃな命令を人類にしてくるけど、こんなアドミラリティコードあるの?おかしいんじゃない?
- ってことで群像が話をつけにムサシに会いに行くっていくから、ムサシがいる北極海へ向かうの。誰にも会わずに。低気圧に乗って北へ向かうわ〜。
- ところが途中で一休みした港町で、イオナがムサシのメンタルモデルに真実をつげられて、エヴァのシンジ君みたいに塞ぎこんでしまったよ!*3
- そんな状態で、霧の生徒会のまちぶせにあって大ピンチ!だけどゆかいな仲間たちが助けてくれたよ!ドリルまで装備して艦どうしで殴り合いなんて、ほんとに愉快だな!ww
- やっとの思いでムサシに会えたのに聞く耳持たないよ!
- 北極海にヤマトの残骸ナノマテリアルがあったんだけど、精神的に復活したイオナがトリガーになって、イ401と融合した
宇宙戦艦ヤマト大復活だ!*4 - 最後はイナズマキック+超重力砲で真上からとどめだー!
- ムサシ「おねえちゃん大嫌い!だけど会いたかったよー!」ヤマト「苦しい思いばかりさせてごめんね、ムサシ。これからいつも一緒にいるからね!」*5
- ヤマトが最後のアドミラリティコードを霧の全艦隊に伝えるよー!人類との戦いはもう終わりだ!これからはおまえら自分で勝手に生きていけ!以上だ!!
- さようならヤマト、ムサシ、そしてイオナ!!!
- 感動のエンディングだよー!誰ひとりとして席を立たないよー!訓練されてるな!w*6
- 「オカエリナサイ」
- 完