すでに各所でいろいろ語られてるので自分の気づいた点のみ列挙
- 赤い色調になっているのは、フィルムの各ロールの最初の部分っぽい。酸化劣化です(フィルムは劣化すると赤っぽくなる)。3〜4分経つと影響がなくなるので、なんかもう色調がバラバラな印象になってしまいます。
- でも発色そのものは悪くない。
- アナログメディア(VHS、LD)ではノイズが盛大に乗ってよく見えなかった王蟲の目(遠景)とか、しっかり見える。うれしい。
- フィルムグレインあるけどカリオストロほどひどくなく、許容範囲。でもデジタル撮影⇒HDオーサリングになれた人には辛いかも。
- 庵野秀明のコメンタリが最大の売り。アニヲタ的に押さえたいところをきっちり押さえていてサスガ。ぶっちゃけ惚れた。このコメンタリに出てくる用語がわかんない人はアニヲタ自称しちゃだめ。どっちにしても一般人には理解不能な世界ですが(笑)。
- 庵野が「このシーンで押井さんがこんなことを言ってた」とか、他者の動向を知りすぎ(笑)。
- 高畑さんって、やっぱり怖い人ですよね。・・・ってみんな言うけど、俺もそう思う。あの人は頭が良すぎて、回りがついていけないのではないかしら。
- シーンのつなぎにいろいろと不備がある。
- 作画レベルが不統一で、寄せ集め感がある。庵野は「このくらい違ってても問題ないよね」とか言ってましたが。(庵野は基本的には作画は統一しなくてもいいって考え方。しょせん記号だから、同じ色がついて同じ声優がしゃべってれば同じキャラに見えると。)
- 女性キャラは全員、宮崎駿の母親です。マザコン全開しすぎ。ここまですごいとは思わなかった。
- 風の谷に老人と子供しかいない理由の説明をちょっとでもやってればよかったのにね。