原作未読の小学生くらいの嵐ファンの女の子でも見れるように、みたいな配慮が働いてしまったようで、どこをとっても中途半端で残念な映画でした。もうちょっとなんとかならなかったのかしら〜。あと制作費40億は4億の間違いだと思います。これは確実。
誉められるポイント
- 西君役の男の子が最初から最後までキレキレ。こいつ絶対本人になりきってるだろ、と思っていたらどうやら熱烈な原作ファンとのこと。この映画に出られて嬉しかったんだろうなあ。一人だけ殺しのオーラがビンビンで、全く雰囲気違ってました。もうね、明らかに狂ってます。こわいこわい。
- ガンツスーツかっこええ!これ着てみんなでガンツごっこやろう!みたいな。
- やさぐれたマツケンがいい。なんか臭そうで(笑)
ダメポイント
- 星人戦がだるい。3回くらいしかないんだけど、ど〜してこんなに冗長なんだろう。あとひるがえってエヴァは毎回趣向を凝らした使徒で楽しく見れるので心底偉いと思った。
- 戦闘中に解説や妙な会話を随所に挿入してるのだが「そんなことやってる暇があったら撃てよ」とか「千手観音なにやってんのw」とかいろいろ突っ込みたくなる。
- 夜。無人の街。濡れた地面。同じことをなんども繰り返さないで欲しい。最初こそ「あらまあいい雰囲気」と思うものの、2回目以降は「またかよ」になってしまいます。ひるがえってエヴァは(以下略)。
- おっぱいプルン!で期待を持たせやがってなんだそのザマは。
- クロノくんさあ、そこでのしかからないでどうすんだよ!
- 血の匂いも精液の匂いもしませんが何か?クロノさあ、一発やれなかったら布団の中でちんぽゴシゴシしごきまくるだろ普通?死にそうなんだぜ?絶対ちんぽ勃ちまくるって。そういうのがリアルなんだけどなあ。
- Lが、じゃなかったマツケンが計ちゃんケイちゃんうざい。ピンクレディかよ。クロノ×加藤の801本が大量に出そうな予感。クロノ役の二宮が常に攻めっぽい視線を送るのがたまらん。
- なので、マツケンにちょっかい出した女が心底ウザかった。乳首見せないし。*1氏ね。さっさと氏ね。⇒キスもできずに死亡。ザマミロ。
- マツケン弟は全カットでもよかったのでは。この映画は余計なシーンに時間を使うくせに、肝心なところが説明不足。
- スプラッター系ホラーでいくと見せて、アクションヒーローものでいく、という流れに迷いが見えました。西君役のおかげで最初こそホラーっぽい不気味さが出ていたのに、後半は方向性を見失ってしまい、糸の切れた凧のようにあらぬ方向へ。
- 音楽や演出がデスノ実写版そのもので、マツケンの風貌も相まってそのうち死神でも出てきそう。夜の街の遠景とかすごく虚無的でいいんだけど、「あれ?デスノと同じだよね」みたいに白けてしまう。
観客層
- 高校〜大学生くらいの男の子グループがいっぱいいた!ナニを期待して見に来たんだろう(笑)。採点シーンなどで失笑が起きていたのですが、笑っていたのは男の子たちだけ。原作見てないと笑えません。
- 二宮目当ての女子もいたのですが、予備知識ないとこわいので辛いかも。
*1:チラッとまんまんが見えたとかいううわさあり。