←ダウンロード販売で買ってしまったのでこのいずれにも当たらないルイ・ロルティのショパンエチュード新録音源+映像の巻

まだちゃんと聴いてない&見てませんが、とりあえずこのアングルで撮影するのは虐待にあたるような気がするのでやめてあげて(泣)。
ピアノはファツィオリのF278です。内側の仕上げが工芸品みたいですね。とりあえずものすごく音がいいです。もちろん音色と音質の両方ね。動画の音もかなりいい。映像は当然ハイビジョン(1280X720)でお肌の荒れ具合や髪の具合もバッチリ。気になる手はバッチリ写っています。信じられないくらい鍵盤に吸い付くタッチ。常に指先が鍵盤に触れているし、微妙に鍵盤を上げきらないところで打鍵するようなところもあり、しかし離鍵は速いのですっきりとしたフレージングが保たれるという。あとこの人の奏法は間違いなくラクラク難曲が弾けるやり方で、私もこの2〜3年は同じ奏法です。弾きやすいやり方を模索していたら、自然とロルティと同じようになってしまいました。ツィメルマンの奏法では私は弾けません。10-2や25-6で少し手首のポジジョンを高めにして指を立て気味にするとか、微妙なポジションの使い分けもよくわかるので、・・・だめだ、これはもうきちんと解説書くしかねえや。どうしよう。1曲ずつ画像つきで解説しちゃっていいですか?「音楽図鑑CLASSIC」のショパンエチュード解説を1曲単位にしたくて仕方なかったのでこの機会に。フレディ・ケンプやリシッツァごときのDVDでは食指が動かなかったのにな〜(私がリシッツァを完全無視したことに着目して欲しいw)。ビデオファイルにDRMがかかっていなくて画面キャプチャ撮り放題なんですけどwしかし足が写ってないのが不満です!ペダルの踏み方をみたいみたいみたい〜。ものすごく繊細だぞ。
演奏は当然いいです。良すぎます。やめてすごすぎるこの演奏。革命をノンペダル気味に弾くのはポリーニ60年盤の影響ですか(ちがう)。別れの曲のあとでいきなり10-4開始しないで。しかも10-4の難しいところをノンレガートで弾かないで〜。木枯らしをザザザザザンッ!と終わらせたあとの高域の共鳴音がすーーーっと消えた、と思った次の瞬間にいきなり大洋を始めないで。切り替えなしで次の曲に入る場面が多すぎ。なにこの連続演奏攻撃wwwあとどうでもいいけど、映像にマイクが映ってないwどうやって録ってるんだ。
これもう旧盤を完全に凌駕しています。いや旧盤も十分凄かったんだけど。とりわけ音色の鮮烈さに圧倒されます。高域のキラキラした感じがスタインウエイと明らかに違います。スタインウエイの方が高次倍音がよく出ています。ファツィオリはスタインウエイ比で高次倍音が少なめで、それより下の倍音が密な感じなので、音色に温かさとか、厚みがあると思います。ショパンを弾くにはスタインウエイより適していると思います。ファツィオリ・・・恐ろしい子!(白目)
ペイパルのアカウント持ってれば1800円で音声も映像もダウンロードし放題なので、とっとと買うべきです。いいのかこんなに安くて。円高バンザイ。
そうだ、健康第一先生に申し上げておきますが、今回の演奏はロルティ久々の燃焼系です。fffもバッチリでございます。