宇宙戦艦ヤマトIII BGM 「ルダ王女の恋」を演奏してUPしましたの巻

 
http://www.nicovideo.jp/watch/sm23057060            http://www.youtube.com/watch?v=Wiy7OSAkpDg

ニコ動のコメントでリクエストいただいたので、弾いてみました。しかし本当にいい曲ですね。

いままでうpした曲の中で、もっともピアノ演奏が難しい曲でした。そもそも、メロディがピアノでは弾きにくいです。ただ、演奏したいことは決まっていたので、思った通りにしっかりと弾けました。
テンポが激しく変化するため、最初から最後までの流れを作るのが難しいです。とりあえず、冒頭のピアノソロが決まればどうにかなると思っていました。このピアノソロは、本当に切ないです。弾いていて「なんて悲しい曲なんだろう」って思いました。切ない気持ちって、どうやれば表現できるんだろう?と、いろいろ考えて弾いてます。
演奏技術的には、ヴァイオリンが入って長調でメロディを弾くところが難しいです。そのあと、延々続くアルペジョ地獄もしんどいですが、どちらかというとメロディのほうが難しい。あのメロディをオクターブで弾くと、非常に音を外しやすいです。

赤で囲った和音がひどい。ものすごく弾きにくいです。これは自分の失敗で、「シ♭」の音は不要です。たぶんハネケンも弾いてない。なくても和音としての効果は変わらないということを、ラフマニノフのピアノ協奏曲2番第一楽章を弾いて知りました*1。せっかく楽譜を書いたので、弾いてますけどw
上記の部分は、ヴァイオリンの演奏も手が込んでいて、アタックの強い音色を使って、より激しい表現にしています。INTEGRA-7はボタン一つで音色を切り替えられるので、こういう演奏もできます。

しかしINTEGRA-7のピアノはすごいなあ。これプリセット音ですから。タッチに対する音色と音量の変化がとても自然で、思ったとおりに演奏表現できます。繊細なニュアンスから、ほとばしるような情熱まで、全部注ぎ込んで演奏しました。ハネケンに教わっているような気持ちです。

*1:真央ちゃんの演技に感動したのでw