ボンクリ・フェス2017 スペシャル・コンサートの巻

現代音楽作曲家の藤倉大さんがディレクターを務めた演奏会に行ってきました。概要は下記ホームページを参照。

ボンクリ・フェス2017 スペシャル・コンサート 東京芸術劇場

内容は、藤倉さんが好きな曲を、できるだけオリジナルに近い形で演奏するというもので、取り上げられる楽曲も坂本龍一デヴィッド・シルヴィアンといったポップスから、武満まで多岐にわたりました。

印象的だったのは、坂本龍一の最新アルバム async から演奏された "tri" です。tri = 3、トライアングル、三位一体、などさまざまな意味があると思いますけれども、原曲通りに3名のトライアングル奏者による生演奏で、非常にテンションが高く、ピリッとした空気感が素晴らしかったです。

あとオリジナル編成で演奏された武満の雅楽風の曲など、気になった曲もいくつかありましたが、やはり初体験ではなかなか楽しむことができませんでした。何度もasyncを聞いて予習ができていた "tri" はとても面白く聞くことができたので、やはり音楽を楽しむには事前準備が必要と感じた次第です。一発でサウンドを聞いてもなかなか楽しめない(なじめない)のは、現代音楽に限らないとに思います。