ツイッターをご覧になっているかたはご存知だと思いますけど、ヤマト完結編で羽田健太郎氏が作曲したピアノ協奏曲形式の劇伴 Symphony of the Aquarius の採譜をはじめました。
Symphony of the Aquarius フガート~カデンツァ前まで採譜できてしまった。カデンツァ直前の2拍3連でのリタルダンドは難しい。もっとも、ここでアンサンブルが崩壊した状態でカデンツァに突入するのは楽曲コンセプト的には間違ってないと思う😅 pic.twitter.com/TjeGd9SBfA
— コスモピアニスト✨ (@NikHarnoncourt) 2020年6月20日
今日現在でカデンツァの手前まで採譜ができています。演奏時間的にはここまででちょうど半分ですけど、終盤は最初に出てくる第一主題の繰り返しなので実質的には7割くらい採譜は終わっています。
フルオケの耳コピかなり昔からやっていますが、MIDI楽器で再生する関係上16chに収まる範囲で楽器を取捨選択することが多く、きちんとフルスコアを書くようになったのは実は先月からです。MuseScore(記譜アプリ)のフルオーケストラテンプレートを発見したので、思い立って「ヤマトよ永遠に」の劇伴の「サーシャ(澪)に捧ぐ」の採譜をしてみたら、割とスムーズに採譜できしまったのでした。
「サーシャ(澪)に捧ぐ」はいきなりカデンツァから始まるのもどうかと思ったのでその前の部分も採譜してしまった。ここからラストまでちょうど3分間だし、まあいいでしょう。 pic.twitter.com/dsrRAVcAtI
— コスモピアニスト✨ (@NikHarnoncourt) 2020年5月25日
この曲もピアノ協奏曲風の編成です。そしてこれが採譜できるのなら宿願の Symphony of the Aquarius の採譜もできるのではないかと思って挑戦した次第です。Symphony of the Aquarius はヤマト完結編の公開当時から大好きでいつか自分で演奏したいと思っていたのですが、採譜できなくて断念していたんですね。昨年、交響曲ヤマトの解説本を書いたときに、CDを聞きながら羽田氏のスコアをかなり詳細に分析して勉強したことが功を奏したようで、この半年くらいで一気にオーケストラの採譜ができるようになりました。