ヤマトよ永遠に「信じあう二人」の採譜完了の巻

普通に64分音符が連発される楽譜。

最近は、こういうパッセージもあまり苦労しないで弾けるようになっているので、どうということはないんですが、実際に譜面にするとグロテスクです。
ショパンの楽譜みたいに、小さいオタマジャクシで狭い範囲に音を並べたいんですが、muse scoreにはその機能がなく、真正直に64分音符を並べるしかないのでした。

上記の譜面は最後の部分ですが、この曲ですごいと思ったのは、やはりソロのこの部分。

赤く囲ったところで、3拍目に左手が16分音符食って、アクセントが入ります。このセンスはすごいですね。普通は右手と左手のアクセントを一致させるんですけど、あえてずらすことで、Dm(Bm7) → E という進行を激しく強調して聞かせます。この部分が昔から大好きなんですが、今回採譜して初めてアクセントがずれていることがわかりました。まだまだ新しい発見がありますね。

ハネケンのアレンジ楽譜集を購入したところ、左手をうまく効かせるのが大事、と繰り返し解説に書かれていたのが印象的でした。「この楽譜は難しいけれど、こういう左手がカッコよさを生み出すから頑張って練習してね」というメッセージが載っています。自分もいろいろな曲を耳コピしてみて、なるほどなあ、そうだよなあ、と痛感するこの頃です。