u-he REPRO-5 でフォトムジーク(坂本龍一)をやりはじめたの巻(その2)

ドラム以外はひととおり終了。まだ微調整はあると思うけれど、エフェクトを含め原曲のサウンドをかなり忠実に再現できたので良かったです。前回のreface CSでかなりそっくりなサウンドを作ってしまったので、それを上回らなければならないというのはけっこうなプレッシャーでした。

ただreface版でもいろいろ不満はあって、とくにリバーブは改善したかったので今回はExponential audio R4というリバーブを使って当時のプレートリバーブの雰囲気を再現しています。冒頭からチュンチュン鳴っているシンセ音に対して「バチーン!」という金属的なリバーブが付いているんですけど、それがプレートリバーブです。こういうサウンドは本来は失敗なのに、意図的に間違った使い方をして面白い効果を出しているんですね。

その他ではEQを積極的に使いました。たとえばREPRO-5は本物のProphetより低域の押しが強いのでカットしています。ベースですら低域をカットして、サウンドの質感を軽くしています。あとノイズ系のパーカッションが多いのですが、いずれもホワイトノイズがソースのため、なにも手を加えないと帯域がかぶります。そこで、それぞれの音色で不要な帯域をカットして、かぶらないようにしました。こういう処理が重要だと思います。