Prophet-5の温度変化とピッチ変化についての巻

ブログには書いておりませんでしたが、東京のマンションを引き払って長野県へ移住することを計画していて、11月初旬にDTM制作環境が一足先に移転完了しております。
自分が住んでいる地域は夏~秋口の最高気温は東京と大差なくかなり暑いのですが、最低気温は年間を通じて東京より5度くらい低く(ゆえに熱帯夜がない)、11月になれば霜もおります。11月上旬の寒い日の最低気温が2~3度ですから、すでに東京の真冬と大差ない状況です。

そんな環境でProphet-5を使うと、電源ON前からの温度上昇幅があまりにも大きいので演奏しても音程がまったく定まらなくなります。具体的にはドレミの音程が本当にめちゃくちゃになります。TUNEボタンを押せばその時点の状況でチューニングはできますが、時間経過で温度が変化するとまた音程が変わるので(温度が上昇すると音程も上昇する)、内部の温度が一定になるまで小一時間ほど音程が安定しません。

実はRev.2を使っていたときも音程の不安定さには悩まされました。この頃のProphetは頻繁にチューニングする必要がありましたが、Rev.4は温度が一定になればチューニングはかなり安定します。ただ、チューニングが不安定で微妙に調子っぱずれな状態であっても、それはそれでまた違う魅力があったりするのがこの楽器の面白いところだと思っています。